祖母はかわいいおばあちゃんになりました

私の祖母はもう長いこと認知症です。今93歳位ですが、ボケてきたなーと家族が感じたのは、祖母が70代半ば位のことだったそうです。
本格的に認知症だと言われたのは、80歳を過ぎた頃だったと思うので、もう長いことずっと認知症のままで生きています。

祖母は祖父と二人暮らしでしたので、最初は祖父が介護というか、お世話をしていました。
最初の頃は、まだ夜だけおむつを履けば、起きているときは自分でトイレに行ける位の軽症だったので、祖父とたまに来るヘルパーさんだけで、どうにかなっていたのだと思います。
祖父は祖母より7歳年上ですが、大変元気なおじいちゃんだったので。
それでも、祖母の物忘れに祖父は苛立ち、よく怒鳴っていたようです。祖父が怒鳴ることは昔からなので、祖母は慣れていたと思うのですが、痴呆症ということを考えるとそれが進行を手伝っていたかもしれません。

そんな二人の暮らしが数年続いた頃、祖母はトイレを自分ですることができないことがあり、家族で話し合った結果、祖母は施設に入り祖父は一人暮らしとなりました。
祖母の入った施設では、たまにレクリエーションとして歌を歌ったり、折り紙を折ったりしていました。人によっては友人を作ったりして楽しく過ごしている様子でした。
お見舞いに行った時、祖母も同室の方と楽しくおしゃべりをしていました。よく聞いてみると、痴呆症同士なので、二人の会話はかみ合っていなかったのですが、お互いが楽しそうだったので、よかったのでしょう。
それから、祖母はお医者さんにすすめられたとおりに日記をつけていました。内容を見ましたが、支離滅裂で、昔のことまで織り交ぜられていて、それを見ると、本当に結構痴呆症が進んだんだなーと感じるとともに、ちょっと面白かったです。
祖母は痴呆症でも、可愛いおばあちゃんになってしまった痴呆症だったので、お見舞いも苦ではありませんでした。

本当に常にボケていたのですが、ごく稀に、すごく真剣な顔をして私のことを心配するようなことを言ったりと、まともになる時間もありました。
そのスイッチが何なのかは解りませんでしたが、その時ばかりは祖母は痴呆症には見えませんでした。
それ以外では、私を孫とは認識出来るのに、母のことは自分のママだと思っていたりと、めちゃくちゃでしたけど、会話はできました。

そんな祖母も90を越えてからは、反応が薄くて、いずれはそうなるのだと解ってはいましたが、凄く寂しく思います。
笑顔を見せてくれたり、手をつないで来たりはするのですが、あまり喋らなくなってしまいました。
緩やかに進んで来た祖母の痴呆症ですが、これが最終段階なのかな・・・・と家族で覚悟をするお見舞い会になっています。

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